
経営理念
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ミッション
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地域に必要とされる店づくり・人づくりをすること。
自分のしたことが誰かから喜んでもらえるということは、
とても嬉しいことです。
そのためには自分がしたいことをするのではなく、
相手の立場に立ち「相手がどうしてほしいのか?」を
考え行動することが必要です。
そうすることで、誰かに喜んでいただき、
自分が誰かから必要とされる喜びを仕事を通じて体験し、
人として成長してほしいと願います。

頑張ってくれている女性スタッフの為に、「結婚して子供が出来ても長く生き生きと働き続けられる
業態をつくろう。」と考え、行きついたのが子供が預けられる時間帯にピーク時間がある喫茶店でした。
喫茶店について調べると1699年に珈琲が伝来してから、日本独自の喫茶店という業態ができ、
第一次喫茶店ブームがあって一気に全国に広がりましたが一時衰退し、時代の移り変わりとともに
変化しながら現在まで日本独自の喫茶店文化として広がってきていました。
実際、やってみて楽しく働いてもらっているスタッフが多くいますが、
喫茶店の魅力はそれだけではありませんでした。
いつもご来店頂くご夫婦のお話です。
そのご夫婦の奥様が体の具合が悪く、車いすでのご来店をされておりました。
店長が、その姿を見ると駐車場から車いすを介助し、店内のドアを開けて客席までご案内していたお客様です。
毎日ご来店頂いていたのですが、1ヶ月程、ご来店が無く久しぶりに1日だけご来店頂いた後、
2~3ヶ月ほどご来店が無くなりおかしいな?と思っていた矢先、ご主人様だけが別のお友達と別の時間帯に
ご来店頂き奥様が他界されたと聞きました。
入院中にも「港屋珈琲でモーニングを食べたい。」と最後に自宅に帰ったときに2人で外食する人生最後の
お店として港屋珈琲にご来店頂いたそうです。
モーニングを食べさせてもらい、良くしてもらって最後に港屋珈琲に一緒に行けてとても喜んで
逝ったと言って頂きました。
1699年に珈琲が伝来してから現在まで日本独自の喫茶文化が育まれ「喫茶店」という業態・文化のおかげで
私を含めスタッフ全員がその日、お客様が『港屋珈琲』という私たちのお店に、私たちとは全く違った
『想い』をお店にもっていただいている事に気付く事が出来て、胸から熱くこみあげてくるような気持ちと
共に私たちの存在意義を教えて頂いたように感じました。
また、老夫婦の何気ない日常の中にある「幸せ」を共有させて頂いたという事が、
私たちは何より喫茶店をやって良かったと感じました。
「港屋珈琲」を全国に広げるのを目指していくことでお客様・従業員・取引企業と共生していき1杯の
珈琲を通じて得られる幸せの輪を大きくしていきたい。それが私の目標です。
「珈琲が好き」「スイーツが好き」「大きなことにチャレンジしたい」「将来自分でお店を持ちたい」 みなさん
動機はそれぞれでも、だれかから必要とされる存在意義を感じながら一緒に、
遣り甲斐をもって楽しく働きませんか?
小林 浩